大学3年冬 ベトナムの話①
- aikondou
- 11月28日
- 読了時間: 3分
大学3年、小さい頃から親や先生からの助言通りのレールに乗り、
いよいよ地元銀行から内定をもらいました。
時間ができた私は、憧れのバックパッカーの先輩が訪れた国も含め、
ベトナム・カンボジア・タイと旅に出ることにしました。
飛行機チケットと初日のホテルだけ予約をして出発しました。
12月17日〜1月8日の年をまたいでの長旅です。
出発は成田から。
シンガポールを経由、ベトナムのハノイの空港へ。
シンガポール空港には夜中の1時着、
朝まで次の飛行機を待つために、寝そべられるベンチを目指していましたが、
同じような人たちでいっぱい、仕方なくイスで一晩過ごしました。
ハノイ空港でお迎え来ず
次の日、飛行機でベトナムのハノイへ。
空港にはホテルの人が迎えに来てくれるはずだったので、探しましたが、
それらしき人がいない、、、
仕方なく、空港のインフォメーションで確認したところ、
「そのホテルはハノイではなくホーチミン」だった事が判明。
ハノイは北、ホーチミンは南、東京と大阪のように離れている。。。
やってしまいました。
当時「地球の歩き方」を片手に旅する人も多かったと思いますが、
私もそれを頼りに、なんとかアクシデントを乗り越え、
ハノイでのホテルを確保することができました。
「地球の歩き方」って素晴らしい!
親切な人との出会い
その小さなホテルのオーナーがいい人で、
ノープランで来ていることを伝えると、
オススメを教えてくれたり何箇所かツアーを教えてくれたり、
親切な人と出会ったことを覚えています。
近くの世界遺産のハロン湾、船に乗ったりしました。

行く先々で、マレーシアの夫婦、アメリカ人のカップルなど他国の旅行者と一緒に話しながら巡ったり、日本人の旅行者と「またどこかで会えるといいね」と別れたり、一期一会の出会いがたくさんありました。
劣悪の宿
ハノイからフエへ移動。
フエは古い寺院などがあったり、有名な観光地でもありますが、
強烈な一番の思い出は、一泊した劣悪な環境の宿です。
広々している部屋にベットが10並べてあり、知らない人たちと寝る状況。
よく見ると小さな白い虫がたくさんいる、
その虫がベッドの木製の脚を下から上へ歩いているではありませんか!?
また、夜中、雨の音で目を覚ますと、
開いた窓から雨が吹き込んでいました。
部屋にはエアコンがなく、蒸し暑いため、窓を少し開けて寝ていたのです。
ふと隣のベットを見ると、
吹き込む雨で顔を濡らしながら爆睡し、
目も覚まさないでいるどこかの国の旅行者。
人ってこんな状況でも寝られるんだなあと、
一番忘れられない光景です。
宿代2.5ドル、それなりの宿でした。



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