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白いアオザイの女の子 ベトナムの話③ 

  • aikondou
  • 2025年12月12日
  • 読了時間: 3分

最強に体調が悪くなる

「食べ物は美味しいけれど、その後、大抵お腹を壊している」

と当時の日記にもあるように、

とうとう熱が出るほどの具合の悪さとなりました。


遺跡から帰ったら気分が悪くなり、熱を測ったら37度、腹痛も。

少し休みましたが、夜には38度を超えていました。


さすがにやばい、、、

痛さと熱がバファリンとか正露丸のレベルではないと身をもって感じ、

何かあった時のためのお守りとして、

荷物の中に入れていた強めの薬を持って来ていたので、

それを飲んで寝ることにしました。



そして朝、

目を覚ますと、お腹は少し痛いながら熱はすっかり下がっている、

一安心。


橋の向こう側

病み上がりのこの日は12月24日、

ベトナムでのクリスマスイブはこうして始まりました。


本調子ではない私は、8ドルのホテルが功を奏し、

居心地良くお昼までゆっくり部屋で過ごすことにしました。


少しよくなって来たのか、街へ散歩へ出かけました。

古都でもあるこの街も、中国風な提灯に灯りが灯されたり、

クリスマスツリーが飾られたり、賑わっていました。

私もお土産などを買いながら、

クリスマスの雰囲気や街の人とのふれあいを楽しんでいました。


市場に向かいながら歩いていると、

ふと私の隣を地元の女の子が自転車で通り過ぎました。

白いアオザイ(ベトナムの伝統服)を着たかわいい女の子でした。


そんな風景を楽しみながら、ぶらぶらしていて橋を渡りました。

その先は「地球の歩き方」には載ってない、

観光エリア外に入ってしまったようでした。


その後も、しばらくぶらぶらと街を歩いて行くと、

建物の前に、なんと先ほどの白いアオザイを着た女の子が立っていました。


さすがに話しかけるのはよくないと思って、

そのまま通り過ぎました。

が、その瞬間、向こうから話しかけてきたのです。


「私は英語ができる、一緒に写真を撮ろう」

と言われました。


それで帰ろうと思ったら、

「今夜、友達とクリスマスパーティをするからあなたも一緒に来ないか?」

と誘われ、急な展開に戸惑っていると、勝手に話は進み、

「また夜7時にここで!」

と一方的に言うだけ言って彼女は去って行きました。


ホテルに一旦戻ると、

冷静になり、ワクワクはするけれど、怖くもなってきました。


なんであそこでたまたま出会って、声を掛けられて、

一緒にパーティーに来ないかと誘われるのか??


「地球の歩き方」にも書いてある、まさしくまずい事例ではないのか??

でもクリスマスだし、、どうする??




結果はと言いますと、行きました。


いつも身に離さずつけていたパスポートとクレジットカード、

その時だけはホテルのベットのマットレスの下に隠し、少しのお金だけを持って行くことにしました、、、

色んな危険を想定しながら。


後にも先にも、旅先でパスポートを身から離したのはこの時だけではないでしょうか。


危険をいつでも察知できるようアンテナ高くし、

アオザイを着た女の子に会いに行きました。


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